露ときえにし

アイソン彗星が太陽に最も近づくとされた29日。

彗星は氷やちりが集まってできていると考えられており、
明るく巨大な尾をひく「彗星らしい彗星」になる条件は3つ。
・彗星の核が大きく、揮発しやすい成分を持っている。
(尾をひき輝くための材料が無いとどうにもならない)
・しっかりと太陽に近づく。
(太陽に近づかないと核が融けず光らない)
・地球にも近づく。
(遠いと観測者にとって暗く小さく見える)

アイソン彗星はこれらの条件を備えた彗星として、期待が高まっていました。
しかし太陽には勝てなかったようです。
太陽の熱と引力に耐えられず、分解・蒸発してしまったとみられています。
(残っていてもおそらくかなり小さい)
少し残念ですが、こういうこともあるから面白いともいえます。

木星がシューメーカー・レヴィ彗星を食べたのを見て、
オレなんかそんなモンじゃないぜと、太陽さんがちょっとお茶目したのでしょうか。
それとも彗星さんがコーナーをインに攻めすぎて、真っ白に燃え尽きてしまったのでしょうか。
いずれにせよ、ラヴジョイ彗星さんほどの耐久力はなかったようです。

並み居る星々を従えて輝く箒星が現れるのは、いつでしょうかね。
(ブルース・ウ○ルスほかの方々が活躍するような事態はパスですが)
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