2017-10

立ち飲みの酒

 昨日の話の続き?です。

11032006

 記事をたたみます。

 大阪地下街には、立ち飲み屋が数軒並んでいた。
 昨日書いた話を考えながら、このまま帰ってしまうのが惜しくなり、一軒寄ってみることした。

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 10坪ほどの長方形の空間に、店を二分するような縦長のL字カウンター。
 3~4人の先客がいた。
 勝手が分からぬまま店員に促され、適当な場所に立った。
 リュックを足元に置いた左隣の兄さんの皿には焼いたシシャモが2匹。

 飲み物は何にしますと言われ、ビールにするか少し迷って冷酒を注文。
 見上げると、正面にメニューと値段を書いた紙の札が貼り付けられてた。
 タバコはどうでもいいが、酒税ってもう少し下がらないものだろうか。
 きょろきょろしているうちに、ガラスの徳利に入った酒とコップがやってきた。

 次の注文を店員が待っている風でちょっと焦る。
 何を注文したものか迷っていると、赤書きされた季節のおすすめの文字が目に止まった。
 これにしよう。

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 ほどなく小鉢が現れた。
 器がちょっと熱い。
 わざわざ暖めたわけでもないだろうが、どうしてだろう。
 出汁で煮た筍とワカメ、若竹煮。
 薄口醤油で味付けされた出汁の中、筍のシャクシャクとした歯ざわりと香りが広がる。
 日本酒とよく合う。

 続いて、どて煮を2串。
 牛スジ肉を味噌やみりんで煮込んだものに、刻んだ青ネギがたっぷり。
 串から外して、パクつく。
 スジのクニュクニュとした中に歯ごたえがあり、味噌の甘さとうまみに牛のエキスが合わさっている。

11032002

 右隣のおじさんは、仲間のドライバーから聞いたという話を織り交ぜながら、震災について盛んに話していた。
 この店にTVやラジオといったものはなく、彼の声はよく通った。
 もっぱら店員が合槌を打っていた。
 そうして、ひとしきり話して帰っていった。

 入れ替わりで、7人連れのご来店。
 皆が立っている位置をずらして、空間を作る。
 このお客さんの1人が、若竹煮を注文していた。
 厨房を見ていると、冷蔵庫から小鉢を取り出してレンジでチン。
 ラップを外しながら、カウンターへ。
 器が熱かったのは、そういうことか。

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 続いて、串揚げを2串注文。
 ステンレスできた小さな四角い油切りに、牛肉とレンコン。
 熱々にソースをかけてほおばると、油とソースそして素材がじゅわりと舌で踊る。

 先の7人組は、ここに来る前どこかで食事をしていたらしい。
 予想以上に安かったとか、素材も新鮮でうまかったとか、ご飯は小さかったけどと聞こえてきた。
 ちくしょう、寿司か。
 次の機会にはきっと行こう。

 ちょうど酒も尽きた。
 次を頼もうかとも思ったが、店が混んできた。
 もうちょっとと思うくらいが締め時かもかもしれない。
 会計を済ませると、夏目さん1人でお釣りが来た。

11032004

 地下街はやっぱり方向感覚が狂う。
 店を出ると、通路をどちらへ行けばばいいのか一瞬迷った。
 周囲を見直す。
 それから日曜夜の人の流れに乗り、私は宿へと向かった。 

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コメント

( ^౪^)

何故だろう、記事を読み終えると無性に酒が飲みたくなった。

そうだ、前に買っておいたワンカップがあった筈だ

台所へ行き見回すと青いラベルのお友達を発見
パキっと小気味良い音を立てプルタブを開ける

電子レンジに入れ1分程燗をすると
丁度良いタイミングで計画停電

辺りは闇に包まれた

まぁいい、被災地に比べればこんなもん屁のツッパリはいらんですよと
LEDライトで照らされたスク水を肴に
紳士の夜は更けて行った…



通りすがりの紳士さまへ

 流石は千葉の紳士さま。
 ダンディズムあふれる夜をお過ごしですね。
 青白い光に照らされたその横顔に、おんむちゃんもため息をついていることでしょう。

 停電復旧の際、突然灯りがついて、ムスカにならないようご注意くださいね。

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 元からの趣味だったカメラと、はまってしまったドールが化合して、なんだか引き返せないところに立っている気がします。

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 史織、雪歩
アシスタント:
 みう

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